2023年10月31日火曜日

多様性の時代に語る金子みすずの詩

 私たちの周りには、様々な人がいます。見た目も様々ですし、個性も様々、そして考え方も様々です。このような違いを全部丸っとくるんで多様性と言います。一人一人が違うのです。
私には愛媛県と山口県という二つの故郷がありますが、その山口県には金子みすずという詩人がいます。その金子美鈴の作品の一つに『私と小鳥と鈴と』というものがあります。こんな詩です。

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

金子みすずは多少末期から昭和初期の人ですが、まさに現代に住む私たちに問いかけてくるような言葉です。
 違いがあるということは、比較ができるということです。そしてその違いが評価を伴うようになると差別や区別や偏見を産み出します。しかし、そのような差別や区別、偏見は本来あってはならないものなのです。
 神様は、すべての人を大切な存在だと言われます。そしてその人にしかできない役割を与えてくださるのです。ですから、神様の前に不必要な人間や役に立たない人などいないのです。誰もが神様の前で大切にされ、生かされ、尊ばれる。そんな世界が来ることを神様は願っておられます。そしてそのような人間社会を造るのは「わたしたち」ひとり一人なのです。なぜなら、この人間社会は私たちが作り出しているからです。
 その神様が願う人間社会を作り上げる大切な存在として、神様はあなたを招いておられうのです。
 そのことを、私の友人の岩本遠億牧師は「すべての人を生かすキリスト」という3分程度の短いメッセージで語ります。下記のアドレスをクリックし、新しく開かれたページにある▶のマークをクリックして、お聴きください。(このメッセージは、岩本牧師の著書『366日、元気の出る聖書の言葉』にあるものを音声にしてお伝えしているものですが、岩本牧師の御許可をいただいて転載したものです)

https://podcasters.spotify.com/pod/show/genki-seisho/episodes/ep-e2b8cqr?fbclid=IwAR3RHE_-LouWcdQ5rkQ1F6xUBDOLiXH6ebvtoz5mvSagYe8cF5ZoNAJBSHw

0 件のコメント:

コメントを投稿