2023年11月25日土曜日

神と共に生きる人生

 わたしの好きな哲学者のひとりにマルティン・ブーバーという人がいます。

 このブーバーは神様のことを「共に道行く神」と言っています。ブーバーの言う「共に道行く神」というのは、神様が「わたしたち」の人生と共に歩んでくださると言うことを意味していると思われます。実に重みのある含蓄のある言葉です。というのも、このブーバーという哲学者はユダヤ人だからです。彼は、ホロコーストというヒットラーのナチスによるユダヤ人大虐殺の出来事を知っているのです。
 このホロコーストというユダヤ大虐殺を経験する中でも、神はユダヤ人と共におられ、殺されていくユダヤ人とと共に死の苦しみを苦しまれた岡田である。ブーバーが言う「共に道行く神」という言葉には、そのような響きがあると言えます。
 「わたしたち」に人生には山があり谷があります。谷の後にもう一度谷がきても打たしあがれないと思うときもあるでしょう。でもそんな時でも神様は「わたしたち」と共にいてくださり、「あなた」と共にいてださいます「あなた」と共に苦しみ、悲しみながら、共に生きてくださるお方なのです。それがどんなに苦しい道でも、険しい道でも、その大変な道を「あなた」と共に乗り越えようとして、「共に道行く神」それが聖書の神であり、イエス・キリスト様の父なる神なのです。
 同時に、この「共に道行く神」ということは、神様が、「わたしたち」を神の歴史を共に歩む同伴者として「わたしたち」をえらんでくださったということでもあります。神様はこの世界をお創りになりました。そしてこの神様が創造なさった世界は、創造の完成を目指して歴史を刻み始めました。その歴史を形成する働きを共にする者として神様は「わたしたち」を選んでくださったのです。当然、神様は神と共に歩む同伴者として、「あなた」を選び、「あなた」の名前を呼んでおられます。「あなた」は神に必要なものとされているのです。
「あなた」が神を信じ、その神のひとり子であるイエス・キリストを信じて生きる人生を歩むならば、「あなた」が、「あなた」と「共に道行く神」と共に生きる人生となるのです。
 この「共に道行く神」ということについて、私の友人の岩本遠億牧師が「旅の仲間」という3分半の短いメッセージを語っています。祖のメッセージは下記のアドレスをクリックして「366日元気の出る聖書の言葉」にある「旅の仲間」というタイトルにある▶マークをクリックしてくだされば聴くことができます。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/genki-seisho/episodes/ep-e2cbqpr?fbclid=IwAR00hnXDHb1EvKZz4ke_CIHHGmH076ywGxxxStMDzJxgHcLTWjToypTQen8

このアドレスは、岩本牧師のご承認をいただいてここに掲載しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿