2023年9月29日金曜日

心の潤滑油


最近、グリーフケア(遺族ケア)と言う言葉をよく耳にするようになりました。
それは、家族を亡くされた方々の深い心の痛みや悲しみに寄り添い、悲しみや心の痛みから回復されていくために歩みを支援する働きを意味しています。
 私たちは喜ぶ人と共に喜び、悲しむ人と共に悲しみたいと願います。しかしそれは、とても難しいことです。なぜならば、その人が感じている喜びや悲しみと言ったものを、私たちは決して同じように感じることができないからです。それでも、喜びを友に喜ぶということは。まだ何とかなります。たとえ完全ではなくても、一緒に喜ぶことで、喜んでいるその喜びに私の喜びを足し算することで、喜びをより大きくするからです。つまり喜びという+の感情に+の感情を足すことで、さらに大きな喜びになるのです。
 しかし、悲しみの場合は、そうはいきません。相手の悲しみの深さや、心に痛さを完全に知り、理解することができちはません。なのに、その人の痛みや悲しみを分かったようにして慰めようとすると、逆に相手をより孤独にしてしまうことがあるのです。だから難しいのです。
 もちろん、そのような悲しみや痛みにうまく向き合ってくれる人もいます。カウンセラーと言われる人たちです。カウンセラーの人たちは専門的な訓練を受けて、悲しむ人や心に痛みを感じている人に向き合ってくれる人たちです。そういった意味で、カウンセラーの人たちに相談するということも、有意義でしょう。
 聖書は、神様を不思議なカウンセラーだと言います。それは、どんなに訓練を受けたカウンセラーにかたにもできないような不思議な力で、私たちの心を慰め、励まし、力づけて、悲しみや心の痛みから立ち上がらせてくださるからです。神様は、私たちの喜びや悲しみに共感される神です。だからこそ神様は、私たちに「喜ぶものと共に喜び、泣くものと共にな来なさい」と言われるのです。
 私たちの悲しみに、慰めと癒しを与えてくださる神、その神について 私の友人の岩本遠億牧師が、3分弱の短い書とメッセージを通して語ります。その岩本牧師のショート・メッセージは下記のアドレスで聴くことができますので、そのアドレスをクリックし、▶ボタンをクリックしてお聴きください。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/genki-seisho/episodes/ep-e29t69c?fbclid=IwAR28dOOj6uL1t49QXbzKmquDj2tE3dfLUpA-NYAt8OG2gryqrHJQ0m_3USk


この岩本遠億牧師のショートメッセージは、岩本牧師の著書『366日、元気の出る聖書の言葉』にあるものを音声にしてお伝えしているものです。それを岩本牧師の御許可をいただいて転載しています。

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