2023年9月26日火曜日

あの時の苦しみの時に

 「明日は今日よりもきっとよくなる」。そのような希望をもって生きることは決して悪いことではありません。希望は私たちの生きる原動力になり、私たちが「頑張る」努力の栄養源だからです。

 しかし、明日という「やがて、あそこで」というものに対する希望と同時に、「今、ここで」という今を喜んで生きるということも、私たちが生きるために必要な事だと言えます。ところが、「今、ここで」というのは、現実に経験している「今」ですから、そこには喜んでばかりはいられない、むしろ決して喜べないような状況だってあるのです。だからこそ「明日は今日よりもきっとよくなる」と言う希望が必要なのですが、その喜んでいられないような状況の中にあっても、なお喜びが発見できるとしたら、そっちの方がなお「善い」と言えるのではないでしょうか。

 苦しみの中で発見できる喜び、それは心の温かさに触れることです。

 ある人が、大きな試練の中にあり、深い悲しみと苦しさの中にありました。彼はその心の痛みの中にただ済み、ただじっと椅子に座っているしかできませんでした。そのときに、その人の友人が彼の横に坐り、何も言わずずっと彼と共にいてくれたのです。何も言わない。慰めの言葉をかけることもせず、ただだまって彼の傍らに坐っている。けれども、悲しみと苦しみの中にある人は、共に坐り寄り添ってくれる友人の「存在」に、友人が彼のことを思う「心の温かさ」に触れ、慰められたのです。「今、ここで」の悩みや苦しみ、そして悲しみの中に見いだす喜びとは、そのようなものなのではないでしょうか。

 もし、今、「あなた」が、苦しみや、悩みの中にあっても、神様はあなたのそばにいてくださいます。「あなた」の傍らに共にいてくださり、「あなた」に愛のまなざしを注いでくださっているのです。「今、ここで」だけではありません「かつてのあの時、あそこで」も、神和真はあなたと共にいてくださり、愛のまなざしを注いでくださっていた。。それだけではない「やがで、どこか」においても、神様はあなたと共にいてくださってくださるのです。

 神は、あなたの人生のどのような場面でも共にいてくださり、あなたを離れず、見捨てることもなく、あなたと共にいてくださり、あなたと共に苦しみ、あなたと共に悲しんでくださっているのです。神は、「あなた」を友と呼び、「あなた」の人生の同伴者となってくださっている

その神の愛について、私の友人岩本遠億牧師が自分の経験を通して4分弱の短いメッセージの中で語ります。そのショート・メッセージは下記のアドレスで聴くことができますので、そのアドレスをクリックし、▶ボタンをクリックしてお聴きください。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/genki-seisho/episodes/ep-e29ofaf?fbclid=IwAR0jfcIhwGMDVcDX1QIQ3lTjU3P1DeLWCpr-AByKycZb3WvEHtCg0v0aAK8

この岩本遠億牧師のショートメッセージは、岩本牧師の著書『366日、元気の出る聖書の言葉』にあるものを音声にしてお伝えしているものです。それを岩本牧師の御許可をいただいて転載しています。

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