2023年12月18日月曜日

星の導き

  さあ、いよいよ今度の日曜日は、クリスマスですね。キリストがお生まれになった時には、色んな出来事がありました。その中の一つに、東の方から博士たちが、高価な贈り物を持ってやってきたというものがあります。

 聖書を読みます、この東の博士たちは、星をみていて、キリストがお生まれになったことを知ったと書かれています。どうやら、この東の博士たちは、占星術などを研究していた人たちだったようです。もっとも、占星術と言っても、いわゆる星占いのようなものではありません。それこそ、詳しく天体の動きを観測し、その天体の微妙な変化が、自分たちの生活に関わりを持っていないかをまじめに研究した、いわば大昔の天文学者のような人たちだったのです。その博士たちが、空にそれまでにはみられなかった不思議な星が上るの見つけたのです。それで、色々と調べてみました。すると、その不思議な星は、どうやらユダヤの国、今のイスラエルですね、そこに新しい王が生まれたしるしらしいことが分かってきました。

 そんなわけで、新しく生まれたユダヤの王を拝むために、わざわざ何百㎞も離れたところまで、旅を続けてやってきたのです。ところが、彼らは、ユダヤに新しい王がお生まれになったと言うことまでは分かっていましたが、ユダヤの何という町のどの家で生まれたかまでは分かりません。途方にくれた博士たちが、空を見上げると、あの不思議な星が、光り輝きながら、こっちだよ。こっちだよ。」と彼らを導いているのです。それでその星の導きに従って、ついて行きました。そしてその星がとどまったところに、まだ幼子のキリストがおられたのです。
 こうして、キリストに会いたいと思って、遠くからわざわざ尋ねてきた博士たちは、無事にキリストとお会いし、用意した宝物を捧げることが出来たのです。

 この話は、大切なことを私たちに教えてくれているように思います。それは、神を求め、キリストを求める人に対しては、神は必ず導きを与えて下さると言うことです。どんなに途方にくれるようなことがあっても、必ずキリストは、私たちを導いて下さるお方なんですね。そんな風に考えると、あの博士たちが、星に導かれたっていうことも、実に象徴的なことのように思えるんですね。

 真っ暗な暗闇の中で、どこに行けばいいのか、どうすればいいのか分からないときに、たった一つの星が輝きながら導いてくれた。それは私たちの人生が、どんな暗闇の中に陥ってしまったときにも、キリストというお方が、暗闇の中で光り輝いて私たちを導いてくださるということを教えてくれているように思うのです。そして、その導きは、必ず私たちを、神と出会わせて下さるのです。

 私たちは、私たちが置かれている環境や状況に振り回されてしまうようなことがあります。それこそ、日々起こってくる様々な出来事に支配されて、自分自身を見失ってしまう床があります。まさに、状況が「わたしたち」を支配し、「わたしたち」は状況に支配され、もはや状況の奴隷のようになって、状況が命じるままに右往左往してしまっている

 しかし、「わたしたち」は状況に支配され、状況の奴隷となって働かされるものではありません。状況の沿って「わたしたち」の人生を導くのではないのです。そのことを、私の友人の岩本牧師が、まさにそのものずばりのタイトルの「私たちは状況の奴隷ではない」という短いメッセージの中で語っています。そのメッセージは下記のアドレスをクリックし、『366日元気の出る聖書の言葉』というページに行き、タイトルのところにある▶マークをクリックすれば聴くことができますので、是非合わせてお聴きください。

https://podcasters.spotify.com/pod/show/genki-seisho/episodes/ep-e2dca46?fbclid=IwAR0meTbNP-6IepClePV8rI71ffC6wnrYanYnyV5AL4LqwN9NlgqJc7iiSco

この岩本牧師のショートメッセージは、岩本牧師の著書『366日、元気の出る聖書の言葉』にあるものを音声にしてお伝えしているものですが、岩本牧師の御許可をいただいて転載したものです。

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